三番叟(さんばそう)
米原曳山まつりでは、狂言奉納を行う一番最初に三番叟を演じて舞台を清めます。よってこれを務めるのは一番山のみで役者の中でも小さな子が選ばれます。
三番叟は烏帽子をかぶり、鈴と扇を持ち五穀豊穣を願って舞います。
松翁山組の三番叟は前回から太夫、三味線が舞台の上に出る出語りの形をとり、 舞台方が介添えをする華やかな舞を披露しています。米原の他町にも長浜でも見られない独自の三番叟です。
前回から団四朗師匠の発案で始まった操り人形に2年生の理久君も挑戦。切れてしまった操りの糸を結びなおす舞台方の貴大との糸もぴったりで、本当の人形のような動きを見せてくれました。
太夫さんや三味線さんは長浜の伝承塾から来ていただいています。