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いっぱんには祭ばやしと呼ばれるものを米原や長浜では「しゃぎり」と呼びます。
曳山を動かす際には必ずしゃぎりを鳴らすのですが残念ながらずっと以前からテープで録音されたものが使われていました。
芸が始まる前に吹かれる「出笛」(でぶえ)はしばらく前までは生で吹かれていたのですが、これも現在はテープです。
運行中だけでなく祭の最中にはいつもしゃぎりが聞こえてくるので、その音を聞くと米原の人間は自然と高揚してきます。
誰もが好きなしゃぎりを自分達で奏でられるようになりたい、そんな思いを若い衆はみんな持っていました。
また曳山祭は男の祭、女の子は山にあがれないのですが、出たいという子はたくさん。そんな子供達にも祭に参加できる機会をもたせてやりたい。
山に上がった男の子も中学、高校になると参加する機会がないので疎遠になってしまうのですが、それを何とかしたい。
そんな様々な思いから、本年、松翁山しゃぎり保存会が発足しました。 |
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笛を買い揃え、6月からいよいよ稽古が始まりました。何はともあれ、音を出すことから始めています。
今年の祭では出笛を自分達で吹くのが目標です。 その中で子供達の上達は目を見張るものがあります。大人は音を出すだけでも苦戦しているのを尻目に、すぐに出笛が吹けるようになってきました。 手前三人が、祭が大好きな西町三人娘。今年の祭はこの子達がきっと活躍する事でしょう。 |
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現筆頭と前筆頭もまじめに稽古 | ||
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親子孫三世代で同じ趣味と話題を持てるのはとてもすばらしいこと。今の時代にそうそうあることではありません。 世代を超えたふれあいが持てるのが山組のいいところです。 | ||
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しゃぎり保存会の趣旨に賛同いただける方の入会を募集をしています。男女・年齢・お住まいの地域などは問いません。保護者の同意があればお子さんだけの参加もOK! メールでご連絡下さい。 shoohzan@yahoo.co.jp |