芸題決め
歌舞伎でどのような演目にするかで、その年の祭の雰囲気も大きく変わってきます。 多くの場合過去からの松翁山の持ち芸や振付の持ち芸の中から総代が若い衆に候補を提示し、皆でうえ芸題が決まります。
近年は三回連続で米原で演じられたことがない新しい芸題に挑戦し好評をいただきましたが、 今年は定番の
「義経千本桜 河連法眼館の場」
(よしつねせんぼんざくら かわつらほうげんやかたのば)をうつことになりました。この芸題は平成十五年に上演しており、現筆頭をはじめ三人の総代の息子たちが役者として出ていた思い出の芸です。