道具作り
芸題にあわせた大道具、小道具作りも大切な仕事です。

筆頭自らノコを引いて若い衆を引っ張ります。

今年の外題の四の切りはケレンと呼ばれるしかけが満載。9年前に使った道具の一部は改良して使います。
こちらは狐になった忠信が欄干の上をすすっと歩くシーンに使うもの。山の欄干その物の上は歩かせられないので一体となった足場を用意します。
演出が変われば用意する物も変わってきます。今回の目玉はこの階段。忠信が突然階段から現れるシーンを曳山で再現しました。詳しい仕掛けはこちら
http://www.youtube.com/watch?v=NFlQMRy74MI&feature=related
忠信が突然消えて狐に早変わりするシーンでも使っています。
稽古舞台で実際に役者に使わせて、問題点をつぶしていきます。さらに役者が怪我をしたり衣装を傷めないように改良に改良を重ねたうえに丁寧にやすりがけをしてあります。色を山に合わせて塗って完成したのが公開稽古の前夜。
家に帰るのが2時3時の生活が2週間近く続き、疲れはピークに。この状態で祭に突入していきます。